キリスト教の伝道者として整えられるためには、充実し
た学びが必要です。そのため、本学では、学部から大学院までを一貫した神学教育プログラムとして提供しています。このため、ほとんどの学生が、学部1年から入学した場合は、学部4 年間と大学院2年間の計6年間、学部3年から編入学した場合(大学卒業者の場合)は、学部2年間と大学院2年間の計4年間かけて神学を学びます。
本学の教職課程は1954年に設けられ、今日まで多くの優れた聖書科教師を輩出してきました。免許状は、教会付属幼稚園の園長となる際にも有効に用いられています。さらに、免許状を取得した卒業生の多くは、教会と良い関係を築き上げ、伝道に貢献するだけでなく、キリスト教教育を通して、公教育にも貢献してきました。本学の教職課程は、キリスト教主義学校において教育と伝道の業に励みつつ、建学の精神を実質的に担う教師を養成することを目標としています。
・中学校教諭一種免許状(宗教)
・高等学校教諭一種免許状(宗教)
・中学校教諭専修免許状(宗教)
・高等学校教諭専修免許状(宗教)
本学は「神学校と教会は車の両輪である」という理念を掲げています。そのため神学生にとって教会生活は、大学での学びと並行する重要なものです。神学生はそれぞれの出席教会の礼拝に加わり、奉仕し、交わりの時を持ちつつ、牧師の指導のもと、教会に仕えることを学びます。さらに、神学校のプログラムとして学部4年次、大学院1年次に「夏期伝道実習」があり、全国各地の教会に遣わされて約4週間の伝道実習を体験します。
長期履修学生制度は、博士課程前期課程を修了し、牧師や聖書科教師として働いている方を対象に、2012年度に設けられました。標準修業年限(3年)を超え、一定の期間にわたり計画的に後期課程での学び・研究をすることができ、在職のまま博士の学位取得を目指すことが可能です。
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