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大学案内2012/日本伝道の歩みと東京神学大学
 (情報はすべて2012年度のものです) PDF

東京神学社の学生と教師
東京神学社の学生と教師


東京神学大学の諸活動

【公開夜間神学講座】
1947 年以来、信徒、役員、教会学校教師の教育のために、本学 の教授を中心としたすぐれた講師陣による公開夜間神学講座が行われています。日本基督教団銀座教会にて、毎週月・金曜日に開講されています。

【東京神学大学総合研究所】
総合研究所は、日本伝道研究所とアジア伝道研究所から成る学術的な共同研究の拠点です。それぞれ講演会、セミナー、研修旅行などを実施しています。

【刊行物】
上記の総合研究所からは、研究論文や講演を載せた『伝道と神学』が毎年刊行されます。その他、神学雑誌『神学』、東神大パンフレットなどを刊行しています。特に東神大パンフレットは、諸教会における信徒教育のテキストとしても広く用いられています。


かつて使われていたパンフレット
かつて使われていたパンフレット

 

教授 棚村 重行(歴史神学) 

 「日本の教会と神学校はなぜ合同したがるのですか?」 これは何年か前本学を訪問した韓国の一神学大学の学 生たちが、本学に合流した多様な旧教派神学校の系統 図を見て発した驚きの問いです。一つの答えは様々な 教会合同運動(エキュメニズム)を主動機とし、教派 を建設する動機も絡み織りなすドラマ----これが歴史 的に見た日本伝道の脚本と言えましょう。

  三段跳び式に言えば、ホップ段階の明治初期、信仰 復興の福音を伝えた日本基督公会という19 世紀の合同 運動が、教派形成と対抗して移植されました。宣教師 ブラウンの神学塾は本学の遠く遙かなる一源流です。

  ステップ段階は、20 世紀エキュメニズムの日本基督 教連盟をエンジンとした教派の協力合同運動の時期で す。この頃二つの神学教育機関、東京神学社と明治学 院神学部が合同し、日本神学校が誕生しました(1930 年)。

  このステップの上に、第二次世界大戦時の国家によ る宗教団体法の超突風も加わり、当時のプロテスタン ト30 余派は多教派間合同教会、日本基督教団へジャンプしました(1941年)。この教団の教職養成校、日本基督教神学専門学校(1944年)を経て、戦後の1949 年に新制東京神学大学が誕生したわけです。

  以来、聖書と歴史的な信仰告白の資産を継承し、「教 団信仰告白」を規準とした、健全な福音の伝道と諸教 会に開かれた神学教育、教団形成の更なるジャンプに 努める神学大学----が本学の基本姿勢です。

○東京神学大学開校までの歩み(参考:本学の成立と歩み

1859(安政6)年 プロテスタント諸教会の宣教師たちが日本で宣教を
開始
1872(明治5)年 横浜に最初の教会「日本基督公会」設立
1873(明治6)年 宣教師のS. ブラウンが横浜に最初の神学塾「ブラウ
ン塾」を開講。1877 年「東京一致神学校」(のちの
明治学院)開校
1904(明治37)年 牧師・植村正久により「東京神学社」設立
1930(昭和5)年 本学の前身となる「日本神学校」が設立され、「明治
学院神学部」はここに合流
1941(昭和16)年 プロテスタント諸教派の合同教団として日本基督教
団設立
1943(昭和18)年 教派ごとに分かれていた神学校が「日本東部神学校」
「日本西部神学校」「日本女子神学校」の3 校に統合。
さらに1944(昭和19)年、この3 校が「日本基督教
神学専門学校」として合流
1945(昭和20)年 敗戦
1949(昭和24)年 日本基督教団立の伝道者養成機関として新制大学「東
京神学大学」開校
 
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リレーエッセイ

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TEL. 0422-32-4185 FAX. 0422-33-0667   〒181-0015 東京都三鷹市大沢3-10-30  →Map
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