授業、チャペル礼拝、友人との交わり
キャンパス生活のすべてが教会につながる。
東神大に入学すると、教会では神学生として奉仕することになります。教会員から神学生になって一番変わったことは、「受け身ではいられない」ということ。ついこの前の高校生までは御言葉を聴く側でしたが、神学生になったとたん神さまの言葉を発信する立場になったからです。また、いままで当たり前だと思っていたこと、例えば礼拝の形式やお祈りひとつをとっても、神学校でその神学的な意味を学び、より積極的に礼拝に関わる気持ちが強くなりました。
教会学校の教師にもなり、どうしたら子どもたちに伝わるか、子どもたちが聖書に親しむにはどうしたらよいかを日々考えています。私は絵を描くことが好きなので、紙芝居をつくったり、聖書のお話をするときにイラストを添えたりといった工夫をしています。自分のタラントが生かされる喜びを感じるとともに、勝手な解釈にならないよう私自身が聖書をよく学び、よく祈り、神さまと日々向き合って、整えられることの必要性も感じます。
東神大にはさまざまな経験を持つ幅広い年齢の学生がいて、いろんな刺激を受けます。授業やチャペル礼拝、祈祷会に加えて、友人や先輩との交わりなど、キャンパスの生活すべてが教会での礼拝、奉仕につながっている。だから「召命共同体」ですし、これが「神学校と教会は車の両輪」と言われていることなのだと身を持って感じます。
私の所属する教会には、若い世代の人たちがあまりいません。でも、高校生のときを振り返ると、周囲の友だちが心の奥で救いを求めていることを感じていました。どうしたら若い人たちが教会に足を向けてくれるのか、神学生仲間にも相談しながら、青年伝道に力を入れたいと思っています。