略歴：1970年東神大大学院卒。独テュービンゲン大学神学部博士課程卒（神学博士）。日本基督教団正教師。1978年以来、東神大で教え、現在、教授。
研究・関心領域：贖罪論や終末論の他、特に「キリスト教弁証学」に力を注いでいます。人間、歴史、日本の問題、現代の世界文明の文脈でキリストにある福音の真理や教会存在の意味・正当性の論証を試みています。

略歴：1979年東神大大学院卒。独ハイデルベルク大学神学部博士課程卒（神学博士）。日本基督教団正教師。1987年以来、東神大で教え、現在、教授。
研究・関心領域：キリスト組織神学（教義学、倫理学、弁証学）。現在『神学の小径１-啓示への問い』で、キリスト教信仰の新しい体系的考察に取り組んでいます。物語る教会を土台にした教会の教え（教理）の再構築です。

略歴：1987年東神大大学院卒。英アバディーン大学神学部博士課程卒（哲学博士）。日本基督教団正教師。1998年以来、東神大で教え、現在、教授。
研究・関心領域：教義学、特にカール・バルトの神学思想。キリスト教の信仰内容を体系的に関連づけたり、現在社会とキリスト教との関係を考える分野が専門です。「ミステリとキリスト教」ということさえ扱えます！

神学の４つの専門分野　「組織神学」　カリキュラムの紹介　PDF08

神の真理を明らかにする

●教義学を中心に、、倫理学、弁証学をも含む

　「組織神学」は、神の恵みの真理をできる限り責任的に深く明らかに示そうとする人間の学問的作業です。その中心には、聖書の証言に従い、啓示の真理として、真の神がおられ、その救いの御わざがなされたこと、なされ続けていることを示す「教義学」があります。また、現在の教会とキリスト者が具体的にどう生きるかを探求する「倫理学」も組織神学の一環です。さらには人間の現実や時代や社会の問題の文脈で、福音の真理とその権利を明らかに示す「弁証学」も含まれます。組織神学は、それら一つひとつにおいて、またそれら相互の関連において一貫した整合的な筋道を明らかにしようと努力します。

●現在の教会とキリスト者を支える

　しかしいずれにしても、神学は人間のわざですから、完全なものになりきることはできません。繰り返し、“より明らかに、より深く”を目指して神の恵みの真理に応えようと、挑戦され続けます。そのようにして現代の教会とキリスト者を支え、社会全体に対しても人間理性を越えた超越的な真理からの光を受けとめようと努力するわけです。組織神学は素晴らしい学問です。

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