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公開夜間神学講座(信徒対象)受講手続き2016年度講座概要講座の様子と行事受講生インタビュー
受講生インタビュー
 

主の導きによって

第52期生 本山 さち

1993年3月31日に夜間講座の申し込みをしました。 60才半ばの私は、週2回通うのは体力的に無理ではないかと聴講を希望し、週1回としました。密度の濃い学びに唯感謝し、幸いを思いました。1993年1月末、牧師より突然の辞任申し出を受けて、役員会、教会員共に驚くばかりでありましたが、それをお受けしました。

臨時総会を経て1年の無牧を選択し、招聘委員会が組織され、毎聖日礼拝後に数名に分かれ、招聘のための祈りを重ねました。その時、夜間講座へと導かれました。無牧の試み中、神様は信仰の立ち位置を堅くするために

後押しをして下さったのです。学びによって諸問題の中、平安と力と慰めを戴きました。

無牧の第1週は、4月1日、イースターでありました。吉田満穂先生の力強い説教と聖餐に与り、祝祷の時は一同涙しました。後の一年の講壇は、代務者の木下先生のご配慮によって多くの先生のお支えを得て、感謝の中に無牧は終わりました。

学びは喜び

第66期生 種房 惇子
(東京神学大学 神学部神学科4年)

東京神学大学の「公開夜間神学講座」は、大きな恵みの始まりでした。ここから現在の私がスタートしたのです。それは、学生時代に信仰に導かれてから半世紀、思いもかけない出来事でした。子育てを終え、自分自身の時間が与えられたその時に、主人と共にこの講座を受ける道が開かれたのです。ピカピカの小学一年生のような新鮮な気持ちで、4月から2年間の講座受講を始めました。

教室は、大学生、社会人、主婦、退職後の方々と様々な背景を持った人たちで溢れていました。共通なことは、皆クリスチャンであることでした。「神学講座」という大きなタイトルに「できるかしら?」「ついていけるかしら?」と不安もありました。しかし、始まるや否や、すっかり講座の魅力の虜になりました。授業は、祈りをもって始められ、東神大の講師が語られる言葉の一言一言には、しっかりとした信仰が現わされていました。魂が込められた授業でした。授業を終えて帰る時には、喜びで満たされているのでした。不思議な時間でした。

教会生活を送る中で、信じていることを確信をもって捉えることを求めておられる方がいらしたら、ぜひ受講をお勧めします。全コースが無理だったら、興味のある一科目からでも受けてみて下さい。2年間の学びの中で、受講生同志の良き交わりも出来ました。季節の移ろいと共に、受講前の談笑のひと時は、今でも楽しい思い出となっています。「心豊かな学び」がこの講座にはあります。

知解を求める信仰

第68期生 管田 惠一郎

私が神学を本格的に勉強しようと思ったきっかけは、佐藤優氏の「初めての宗教論」という本を読んだことでした。

その本の中で佐藤氏は、人間は「見えない世界」について論理的に思考したいという気持ちを常に持っていると書いていました。その言葉に同感して、もう一度自分の信仰というものを見直してみようという気になったのです。2013年の6月に勤務先を定年退職して9カ月後、満を持して、翌年の4月から晴れて夜間神学講座を受講することになりました。それから1年半が経ちましたが、驚いたことが二つあります。一つは東京神学大学の教授・講師陣の充実ぶりです。実にいろいろな専門を持たれている先生が、入れ代わり立ち代わり講義をされ、その奥の深さには驚かされました。もう一つは、夜間神学講座を受講されている皆さんが、実に信仰深く、熱心に勉強されているという事です。

昨年は、夏期研修会にも参加しましたが、その時の討論会でも篤い信仰に裏打ちされた議論が行われました。また私は、クラス文集「ひろば」の編集委員をしていますが、皆さんから寄せられた原稿を熟読しているうちに、篤い信仰心がひしひしと感じられました。

私は、神学の数あるジャンルの中でも、特に組織神学に興味を持っていますが、どういう論点があるのかという事が少しわかったくらいで、その個々の論点をどう論理展開していくかは、まだまだ十分には理解できていません。まさに「知解を求める信仰」の道は遠く険しいものがあります。昨今では、私の神学の学びの旅はこの2年間では終わらずに、ずっと続いていくだろうなと思っています。

招きの時を逃さずに

第69期生 齋藤 孝

ずっと前から気になっていた教会入口にいつも置いてあるパンフレット。日曜日の礼拝受付をしていた時、つい手に取って見てみると、なぜか不思議な衝動が伝わりました。そういえば最近何も勉強していないなぁ、惰性で生きていないかなぁ。幼稚園の頃から60年以上教会に通っているけれど、今まで真面目に神様のこと、聖書のことを勉強したことはなかったと気付きました。時々教会学校の生徒たちにお話をする時も、テキストの通りに話すだけ。もっと自分の言葉と信仰に基づいて話をすればもっと聞いてくれる話ができるのでは、と思ったのがこの講座を受講するきっかけでした。

今受講して半年、期待とは違いました。広く浅く神学について教えて下さるのですが、私にとっては深く、とてつもなく高い。お話のテクニックを覚えようと甘い考えで始めた自分を反省しています。これは私にとっては神様が与えて下さった試練です。しかし、救いはありました。本講座の東神大教授陣がきちんと準備された資料をわかりやすく講義され、ご指導の先生や東神大のスタッフの方々が上手にアレンジされるので、こんな私も無事修了できると思います。その時には、きっと敬虔になった自分に会えるのを楽しみにしています。

   
 
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