講座のご紹介〜担当牧師から〜
日本基督教団江戸川松江教会牧師 夜間講座担当牧師 山下 泰嗣
東京神学大学公開夜間講座は、開講から70年を超える歴史ある講座です。長きにわたって多くの方々が学ばれたこの講座の最大の魅力は、なんといっても講義の内容の豊さであります。
1年に10科目、2年で合計20科目。聖書神学や組織神学、歴史神学、実践神学といった、いわゆる「神学」はもちろん、音楽や美術、時にはメンタルケアに関する講義が行われる場合もあります。このように、色々な角度から学ぶことによって、聖書について、神様について、体系的に学ぶことができるのです。各科目、6回講義が行われますが、もっと学びたいと思えるほど、充実した講義が行われています。そして、20科目すべてを修了(各科目6回の講義中、4回以上の出席が条件)されると、講座修了となり、毎年3月に行われる修了式で修了証書が授与されます。
講座は、毎週月曜日と金曜日の午後6時から8時まで行われていますが、お仕事やご家庭の都合などで、すべての科目を受講できない方には、科目受講、あるいは聴講をお勧めします。科目受講は、3年以上かけて自分のペースで20科目を受講する方法です。実際、昨年、4年間講座に通い続けられ、修了された方もおられます。聴講は、興味のある科目のみを選択し、受講する方法です。週に2回、2年間通うのは難しいと思われる方も、まず、1科目からでも学び始めてみてください。そこから、新たな神学への興味も湧いてくると思います。
また、毎週の講義の他に、夏と春の2回、研修会が行われます。1泊2日で行われる夏期研修会は、講師の講演と分団による話し合いを中心に行われ、深い学びの時を過ごします。春季研修会は、銀座教会の礼拝堂をお借りし、講演会を行います。どちらの研修会も、受講生以外の方も参加できるプログラムで、より広い交わりと学びの時となっています。また、講義以外に、食事を共にしながら受講生同士の交わりを深めるクラス会やクリスマス祝会などの行事も予定されています。
この夜間神学講座は、その名の通り神学を学ぶことが目的です。しかし、単に個人の学びに留まるのではなく、神学を学ぶことで、自分の信仰をより深いものにし、その信仰と学んだ知識をもって、それぞれの属しておられる教会に奉仕することも、大きな目的であります。伝道の不振、教勢の低下、献身者の減少など、教会を取り巻く環境は、決していいとは言えないかもしれません。しかし、夜間講座に出席されている方々は、生き生きとし、喜んで学んでおられます。そして、それぞれの教会で、賜物を活かし、奉仕の業に励んでおられます。ですからぜひ、皆さんもこの学びの交わりに加わっていただきたいと思います。きっと、学びの喜びと共に、伝道の喜びに満たされることと思います。
2018年度の主な行事
2018年 |
3月 |
26日 |
(月) |
入学面談 |
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4月 |
2日 |
(月) |
開講式 |
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6月 |
1日 |
(金) |
クラス会 |
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8月 |
20日 |
(月)〜21日(火) |
夏期研修会 |
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12月 |
7日 |
(金) |
クリスマス会 |
2019年 |
3月 |
1日 |
(金) |
春季研修会 |
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3月 |
11日 |
(月) |
修了式 |
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