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大学案内2013/THEOLOGY PDF
 

theology

聖書神学

聖書に、何が伝えられているのか

聖書学/聖書神学とは、私たちの礼拝の中で朗読される聖書に、何か伝えられているかを解明する学問です。説教は、教会によってたてられた説教者が、聖書に基づいて語るときに、神の言葉として聞かれます。説教者が自分の思いを語るのではなく、聖書が証しするキリスト御自ら語ってくださいます。

勝手なお見込みを批判し、吟味する学問

しかしどのようにして、説教者の勝手な読みこみと、聖書それ自体が聖霊によって証言する主の御心を聞き分けることができるのでしょうか。聖書学/聖書神学は、聖書のテキストを、それが語られた歴史の中に戻し、本来どのような歴史の中で、何を告げようとしたものなのかを解明します。またそのテキストが、どのように伝えられ、解釈されてきたかを学びます。それによって、私たちの読みを批判し、吟味するのです。学んだ人は、聖書の成立や伝承の歴史を知リ、釈義の手法を身につけ、語学、文献学、文学、歴史学、考古学といった財産を得ることになります。

組織神学

教義学を中心に、倫理学、弁証学から成る

組織神学は、神の恵みの真理をできる限り深く解明し、それを責任的に証言しようとする学問です。「教義学」は、神の啓示を証言する聖書に基づき、父・子・聖霊なる三位一体の神とその御業を、体系的、組織的に考察します。「倫理学」は、キリスト者と教会が具体的な生活の場でどのように振る舞い行動すべきなのかを考察します。そして「弁証学」は、現代社会にあってキリスト教に向けられるあらゆる疑問に対して、福音の真理を明証しようとするものです。組織神学は、それら相互の関連を総合的な見地から明らかにし、一貫した整合的理路を見出そうとするものです。

教会とキリスト者を支えて、神を讃美する

神学は人間の業ですから、誰が試みた神学も完全ではありません。常に「より深く、より明らかに」祈りをもって神 の真理を解明し続ける旅人の神学です。そのようにして人類に、「世の光」としての神の真理を伝え、教会とキリスト者の信仰を支え、神の御名を讃美します。組織神学は知的興奮が神讃美に至る素晴らしい学問です。

歴史神学

歴史神学/教会史とは

歴史神学/教会史とは、歴史学という学問的ファインダーを 覗き、たとえれば2000年にわたリ世界史道路を走行してきたキリスト教諸教会バスの信仰的活動の歩みと、それらの信仰・実践の総資産を撮影し点検する学科です。「歴史神学」は、主に教会バスの燃料にあたる福音理解などの神学思想史、「教会史」は、バスの車体にあたる礼拝と祭儀、教会制度や組織的発展に注目します。それらの研究によって、現代教会の今後の形成のために具体的な諸指針を学ぶためです。

古代から宗教改革を経て現代まで

学部では、古代から現代日本までの教会の歩みを辿る教会 史T〜V、教理史(選択)、世界と日本の宗教史、ラテン語(選択)などを学びます。大学院では、古代から現代までの欧米、日本の教会の教理史、神学思想史、霊的生活史などの科目が開講され、学部での学びが更に深められるようコースが用意されています。

実践神学

神の実践に参加するために

実践神学とは、もともと「牧者の学」「司牧学」と呼ばれていました。現在は「神の実践」すなわち「神の救済行動」を主題とすることを明確にするために「実践神学」と呼んでいます。牧師のつとめは、生きて働かれる「神の実践」に参加させていただくことです。「神の実践」とは「神の救済の御わざ」です。神の救済行動の中で人間が神の道具として用いられるために「説教学」「ネし拝学」「牧会学」「キリスト教教育学」「教会の法と制度」の学びが必要になります。

召命と自己吟味の課題も

神が主導権をとってくださる時、人間が〈牧者・羊飼い〉としてたてられ、神に用いられる奇跡がおこります。一人の人間が〈牧師〉とされる「神の召命」について学び、自己吟味する課題も「実践神学」の重要な学びのひとつです。十字架の福音の伝道によって神の民を集め、神の国を待ち望む「日本伝道論」は、実践神学の主要な関心です。


芳賀
1 1979年東神大大学院卒。独ハイデルベルク大学神学部博士課程卒(神学博士)。日本基督教団正教師。 1987年着任、現在、教授。
2 キリスト教組織神学(教義学、倫理学、弁証学)。現在『神学の小径|一啓示への問い』、『神学の小径||一神への問い』で、キリスト教信仰の新しい体系的考察に取り組んでいます。物語る教会を土台にした教会の教え(教理)の再構築です。
3  組織神学、組織神学演習など。

山口
1 1970年東神大大学院卒(神学修士)。独ハイデルベルク大学留学。日本基督教団正教師。 1986年着任、現在、教授。
2 研究領域は説教学、礼拝学、牧会学、教会法など日本における伝道と教会建設に取り組む実践神学。担当科目は、説教学演習、礼拝学演習、牧会学演習、日本伝道論演習など。
3 実践神学概論、説教学演習など。

大住
1 1983年東神大大学院卒。独ベーテル神学大学卒(神学博士)。日本基督教団正教師。1990年に着任、現在、教授。
2 トーラーの解釈。旧約を読むと、律法は人を縛るものではなく、喜びであり、恵みとして讃美されています。律法とは何でしょう。教会でもその恵みを共に味わいたい。その恵みを探す研究です。
3 旧約聖書神学、旧約聖書原典釈義など

棚村
1 1977年東神大大学院卒。米シカゴ大学神学部博士課程卒(哲学博士)。日本基督教団正教師。1993年着任、現在、教授。
2 19世紀アメリカ神学思想史、19世紀日本プロテスタント神学思想史など。2009年に『二つの福音は波濤を越えて』を出版しました。現在は、「二つの福音は山河を越えて」というテーマで、日米神学思想一関係史の研究を続けています。霊的生活史では、三位一体の神の像とその回復を主題 とし、学びを続けています。
3 教会史、教会史特講など。

朴
1 1974年東神大大学院卒。監理教神学大学研修。韓国イエス教長老会神学大学大学院卒。独テュービングン大学神学部博士課程卒(神学博士)。在日大韓基督教会正教師(現在、日本基督教団への宣教師)。1994年着任、現在、教授。
2 キリスト教教育、アジア・キリスト教伝道学、新約神学。
3 キリスト教教育概論、アジア伝道論演習、キリスト教教育特講など。

関川
1 英エディンバラ大学神学部卒。 1983年東神大大学院修士課程卒(神学修士)。日本基督教団正教師。1996年着任、現在、教授。
2 古代教会史、教父学など。古代の教会史・教理史の研究をしています。4世紀の正統と異端の論争、教理と礼拝や霊性との関係、キリスト論や三一論の形成など。主著に『アタナシオス神学の研究』があります。
3 教会史、教理史演習など。

神代
1 1987年東神大大学院卒。英アバディーン大学神学部博士課程卒(哲学博士)。日本基督教団正教師。1998年着任、現在、教授。
2 教義学、特にカール・バルトの神学思想。キリスト教の信仰内容を体系的に関連づけたり、現代社会とキリスト教との関係を考える分野が専門です。「ミステリとキリスト教」ということさえ扱えます!
3 神学通論、組織神学、組織神学演習など。


小友
1 1986年東神大大学院卒。独ベーテル神学大学卒(神学博士)。日本基督教団正教師。 1999年着任、現在、教授。
2 旧約聖書およびユダヤ教の黙示思想など。旧約聖書の中で後期の文学が研究領域。コヘレトの言葉やダニエル書など周辺的な文書から旧約(ユダヤ教)の思想や倫理を探求しています。コヘレトの言葉と黙示思想の関係に関心があります。
3 旧約聖書神学、旧約聖書原典釈義など。

中野
1 1987年東神大大学院卒。米クレアモント大学院大学宗教学部博士課程卒(哲学博士)。日本基督教団正教師。2001年着任、現在、教授。
2 これまで信仰と歴史の関係に神学的関心を抱きつつ、史的イエス研究、福音書研究に従事。現在、ヘブライ書 の研究も開始し、註解書を執筆中です。
3 新約聖書神学、新約聖書釈義、新約聖書学特講など

ジャンセン
1 米ウェスターン神学大学大学院博士課程卒(牧会学博士)。米国改革派教会正教師(現在、日本基督教団への宣教師)。 2002年着任、現在、教授。
2 学生の相談を受けるパストラル・ケア・センターの室長です。「臨床牧会教育」を担当し、受講者が自らの個人的な課題を把握することを通し、より有能な牧会者になることが目的です。
3 牧会心理学、臨床牧会教育など。

焼山
1 1997年東神大大学院卒。米クレアモント大学院大学宗教学部博士課程卒(哲学博士)。日本基督教団正教師。2007年着任、現在、准教授。
2 新約聖書、特にパウロ研究。パウロの伝道、教会形成について、またパウロ教会を中心とした初期キリスト教思想形成を研究しています。

小泉
1 1997年東神大大学院卒。独ハイデルベルク大学神学部
博士課程卒(神学博士)。日本基督教団正教師。 2008年着任、現在、准教授。
2 説教学、教会建設論など。宗教改革者は教会を「御言葉の創造物」と呼びました。説教が教会を建設するとはどういうことかを、改めて探求しています。そこから教会のあらゆる営みへと課題が広がります。
3 実践神学概論、説教学入門など。

須田
1 2000年東神大大学院卒。英ケンブリッジ大学神学部留学。東神大博士課程修了(神学博士)。日本基督教団正教師。 2013年着任、現在、常勤講師。
2 神が三位一体のお方であることが信仰全体にどのように影響しているかや、神の御業と人間の自由の関係について、また17世紀イギリス・ピューリタン神学の現代における意義について研究しています。
3 組織神学学部演習、キリスト教通論など。

長山
1 2002年東神大大学院卒(神学修士)。現在、独ボン大学神学部博士課程在籍。日本基督教団正教師。 2013年着任、現在、常勤講師。
2 キリスト教教育学、組織神学。「すべてのキリスト教教育は信仰への道である」というコンセプトのもと、福音伝道としてのキリスト教教育に実践神学的・組織神学的にアプローチします。
3 教育基礎論、英語・独語神学書講読(組織)など。

1 略歴

2 研究、関心領域

3 主な担当科目

 

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